人工孵化の雛を成鳥と合流させる

人工孵化で孵した第2世代のツクネを外の小屋に移します

第1世代の教訓「体重が200グラムを超えてから移動する」

いきなり合流して喧嘩してケガしても嫌なのでケースに入れたまま1週間ほど様子を見ます

体重は211グラム、この辺の5月はまだまだ冷え込むので体重の増減には要注意です

定点撮影で録画もします

合流初日、あまり近づかず少し遠目から様子をうかがっています

全く心を開いていません(当たり前)

雄の福は雄らしく不審者を排除しようと試みます

いきなり合流させなくて良かったー

自分より身体の大きい雌にも勇敢に立ち向かうツクネ

闘争心を忘れてなくてホッとする

2日目、だいぶ落ち着いた両者

小屋に入れて4日目、元気なツクネ

毎日、大人たちを外に出して小屋をツクネだけにして開放する

餌はその時に床に撒いて食べる生活

ツクネは魚粉をよく食べる

魚粉はタンパク質とカルシウムを備えた非常に優秀な食材だが、野生の鶏が食べる機会は基本的に無いはず

どうやってカルシウムとタンパク質摂取しているのか

だからこそかつての純粋な烏骨鶏は年間30個ほどしか産まなかったのか、、、?

ツクネを小屋内に放している間、大人たちは小屋の周りをウロウロしてツクネをのぞいたりする事が多かったけど、5日が経過してその辺も慣れてきたようだ

メスの姫がツクネに興味津々、お互いに角が取れて観察できるようになった

何をしているのだろう?

手前の姫がずっと木やガラスを突いている、助けようとしているのか、ただの暇潰しか

皆で毛づくろい

これを見てると最近は小屋に行った時ケースの前でたむっている事が多いのはツクネを仲間と認識して「仲間で固まる為」なのではないかとも考えられる

 

小屋に移設し9日目、ツクネ解放

緊張する、すぐに駆け付けられるよう小屋の外で待機して中の様子を直接観察します

ケースの上を開けて放置する事1分、ツクネがケースから出た、初期の過剰な攻撃体制ほどではないが福は攻撃体制である

一度オスの福に首を咥えられ「ピー!」と叫ぶ

その後は隅に逃げ込む、単管パイプが良い障害物になっている

結構アチコチに行く

緊迫するシーンが多くて口を開けて見入ってしまう

しかしツクネは学習する

過剰にビビらず、パイプを隔てた向こう側で悠々と遊んでいる

これにほだされて「なんだ敵じゃないじゃん」と福たちが警戒態勢を解いてくれれば良いのだが

ケースから解放して1時間、かなりお互いに距離感を掴んできている

狭い所でツクネがちょろちょろしているとメスが過剰に反応するし、餌を撒いても大人たちが独占してしまうので小屋を開けて外へ出し、興味の対象を分散する作戦

少し経って大人たちがいない事に気付いたツクネは餌を食べに来ました

逃げすぎず、攻めない訳でもない、絶妙な駆け引き

これが野生に近い烏骨鶏という品種の能力か

オスの福は完全にツクネを視認したけど近付かずに去っていった

福は新参者を品定めする為に攻撃したりするけど、平気だと思ったら逆にメスから新参者を守ろうとする

具体的にはメスと新参者の間に入って視線を遮ったり、メスが新参者を攻撃しすぎた時にメスを突いて注意したり

一番緊張して感心したシーン

絶妙

ツクネも外に出てきた

ツクネは小屋に入っている8日間、生えてる草を食べられなかったのでよく食べています

良いウンチをしたツクネ

草が良い感じに視線を遮ってました

たまに草で相手に気付かずバッタリ出くわして追いかけられるシーンもありました

夜、どこで寝るのか定点撮影

皆と一緒に寝たいけど追い返される

最終的にみんなの横にある米袋の上で寝ました

無事、ツクネは大人たちの住処で生き抜く事が出来ました!

順調に体重も増えてるし、これで雛を成鳥と合流計画は完遂とします!

最後にツクネが暮らしていたケースの中身を畑にぶちまけて終了!

最後まで読んで下さりありがとうございます!

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