銃砲店に行ってきた | 高卒リーマン田舎暮らし

銃砲店に行ってきた

2021年1月、双葉にある銃砲店に連れて行ってもらった

ご近所さんの知り合いが猟師で、その猟師さんの知り合いが銃砲店に用があるというので同行させてもらった

こういう人との繋がりは田舎のメリット

素人が初めて行く銃砲店で2時間も懇切丁寧に話を聞かせてもらえるだろうか…

本当にありがたかった!聞きたいこと全部聞けたし!それ以外のことも色々話してくれて良かった!

今回の訪問で知りたかった事は

「自分が求める銃は何か」

私はお肉が食べたいので基本は罠で捕獲してナイフでドメサシをする

銃は熊やイノシシと出くわして、どうしても逃げられない状況で「身を守るため」に使うか、イノシシが罠にかかってナイフでのドメサシが困難な場合の2パターンで使用を考えている

つまり私が猟銃に求める事は
①確実に撃てる
②熊が殺せる威力
③なるべく安価に済ませたい
④あまり使わないので誤作動が少ないよう
 構造がシンプルでメンテナンスが比較的ラク

重さはあんま気にしない、まだ若いし

確実に撃てることが最重要だ

以下は銃砲店の店主に質問した事です

・熊を倒すなら小さい20号?大きい12号?
 →断然12号

・散弾でも熊は倒せる?
 →無理、浅く傷付いて凶暴になるだけ
  基本はやり過ごす
  仮に仕留められる場所でも発砲は避ける
  標的にされて逃げられない時にのみ、
  至近距離まで引きつけて撃つ

・水平2連はスラッグ弾に向かない
・「機関部が狭く耐久性が低い」とは何か
 →機関部をコンパクトにする為に部品が薄くなったり小さくなったり細くなったりしているので、どうしても壊れやすくなる

・上下2連の方が単身自動銃より耐久性は高い
・スライド式と単身自動銃の耐久性は同じ
・単身自動銃は軽くて狙いやすい
・水平2連は30m先とかで弾が交差するよう設計されているので、銃身を切ると交点が変わってしまう
・レミントンとベレッタは部品が潤沢
 何十年も前の型の部品もすぐ手に入る
 変なメーカーだと元が安くても修理に時間とお金がかかる

・レミントンは重い、イタリア製ベレッタは軽い
・水平2連は左右で銃口の絞りが違う
 初矢は半絞りと狭く、もう片方は飛び立った鳥を仕留めやすく散弾が初矢より広がるよう設計されてる

・上下と水平なら圧倒的に上下の方が壊れにくい
・猟銃保管業者ってどこにいるの?
 →ここ、銃砲店
  値段は長期なら月3千円
  短期だと月5千円

・先台が無くても撃てると思うんだけど?
 →2発は撃てる
 先台がないとコッキング(撃鉄を起こす事)が出来ないので先台さえなければ撃てないと言われている。しかし中折式は折った時にコッキングされるので、例えば実包無しを確認する為に折った時点で撃鉄が上がる。分解しても撃鉄は上がりっぱなので泥棒が銃身と銃床だけを盗んで実包を装填してしっかり抑えて引き金を引けば発砲は可能との事。狙ったところに行くかは不明だし暴発する可能性もある。

ここでの注意点は先台が無くても撃鉄が上がってる事

もし実包が入っていれば先台が無くても銃への衝撃や引き金を引く事で暴発する危険性がある

マジで弾は入れっぱにしないようにね

死ぬから

猟銃等取扱読本に実際にあった事故事例が載ってる

「銃砲検査のため、ガンロッカーから猟銃を取り出す際、用心金(引き金がある所)に通した盗難防止用鎖を完全に外さないで銃を引っ張ったところ暴発し、自己の頸部(喉)に命中して即死」

「Aは射撃を行なった翌日に応接間でライフル銃の手入れをしていた。清掃用具を取りに行くため、Aが実包を装填された同銃を置いたまま応接間を離れたところ、Aの子供であるBとCが応接間に入り込み、BがCに向けて同銃の引き金を引いたため、装填された実包が発射されてCに命中して死亡させた」

これは先台関係ないけど、この記事を読む人は銃に興味があるだろうから私が特に印象に残った事例を書かせてもらう

実際に死ぬから、死んだ人がいるから

「銃は人を殺すために開発された道具」である事を肝に銘じて、故意も過失も起きないよう、銃だけでなく銃を取り巻く環境も含めて、所有者がしっかり管理をしなければならないと考えています

話を銃砲店に戻す

・スライド式は確実に装填ができるから熊に有効だと思ってるんですけど実際どうなの?
 →確かに確実な装填が出来る
  ただし連射には慣れが必要
  スライドを握る手を常に手前に引く力をかけて、撃った流れでスライドが完了出来るようにしておかないと実践では難しい

・単身自動銃は一発装填して2発弾倉に入れられるので計3発撃てる
・単身自動銃は弾倉に2発入れておいて、撃つ直前にレバーを引いて装填して撃てるのでラク。上下2連は中折りして弾を込めて折ったのを戻さなきゃいけないので時間がかかる
・単身自動銃は部品が多くてメンテナンスが大変そうだけど慣れたらそこまでじゃない
・長過ぎない100,5センチがちょうどいいかも?
・2発撃てるけど一発目を外したら2発目以降は当たらない、一発目は「狙ってる」けど2発目は「銃身が向いてるだけ」だから
・射撃練習は3万4千円だけど、狩猟してるなら農林振興課で申請すれば3万円くらい戻ってくるはずなので、実質4千円くらい
・盗難は「恨み」か「撃ってみたい」か
 プロは銃は持っていかない、お金だけ
・銃を持って寄り道は違法、所持違反になる

以上です!

 

盗難は「恨み」か「撃ってみたい」か

盗まれた銃はまず戻ってこないそうです

よく盗まれるのは「大会」

自分の出番が終わって、他の人のを観る為に車に積んで鍵したけど盗まれるってのが多いらしい

教本にも「車は保管場所として有効じゃない」とシッカリ書かれてる

日頃の行いが大切、周りに敵を作らない事が大切

そういうわけだ

 

と言うわけで銃砲店訪問は終わりました

以外と銃は安いです

単身自動銃だと6万〜がザラにあります

しかしロッカーと金庫で別途5万ほどかかります

銃の初心者講習の有効期限が3年あるし、私はしばらく銃の購入を延期することにしました

銃猟をやめる人から銃とロッカーと金庫を丸々セットで安く譲ってもらいたいからです

2020〜2022年に県内の60歳以上の先輩から40歳以下の若者が猟銃を譲渡してもらった場合、大日本猟友会から若者に2万円のお金が出る制度があります

また、猟友会に入った新人には3万円がもらえるので5万は浮く計算です

しかし譲渡の方は県をまたぐと対象外なので、所属する都道府県に良いタイミングで銃猟をやめる人がいればいいけど、そうそういるもんじゃないし、まして安く譲ってもらえるほど親しい仲である可能性は低い

それなら補助金が使えないけど2万以上安く手に入れられれば県外の方が得なので、罠猟を通していろんな人と知り合いになって、その知り合いづてにいい銃を譲ってくださる方を探そうという考えです

しばらくは山に罠を設置できませんが、罠初心者だし、近所に鹿めっちゃ出るし、特に問題ないかなと思います

養鶏、菜園、狩猟、料理を軸にブログ・SNS・動画を通して応援してくれる人を増やしたいと思います

以上です!

最後まで読んで下さりありがとうございました!!

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