試練の3週間③ピヨ子とヤヤを頂く

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それでは始めます

10月22日の続き

ピヨ子、生後40日ほど、86グラム

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ヤヤ、同じく生後40日ほど、105グラム

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帰ってきた時点で死後硬直が始まっていた上に、決断まで3時間以上かけてしまったのでかなり痛ましい感じになってしまいました

かなり冷たくなっていて、ずっと寝かせた姿勢だったので内臓が偏ってきていました

さて、私は捌いたことがありませんし、そもそも捌き方を知りません

というわけで、YouTubeで参考になりそうな動画を2つ見付けました

捌いた経験のある一般人が生きた状態からの捌き方をレクチャー

丸鳥からの捌き方、プロ仕様

捌きの手順は以下の通り

①生きた状態のまま頭を殴って気絶させる
②足を縛って吊るし、頸動脈を切って血抜きをする
③70度の熱湯に浸けて毛穴を開かせ羽をむしる
④表面をバーナーで炙って産毛を焼く
⑤頭を切って落とす
⑥仰向けにし、総排泄口の上を切って内蔵を取り出す
⑦内蔵からハツ(心臓)、レバー(肝臓)、砂肝を取り分ける
⑧砂肝は開いて消化中の餌を洗い落として内側の黄色い厚皮を剥く
⑨ボンジリ(しっぽ)を切り取る
⑩股を割ってモモを切り分ける
⑪むねから手羽まで切り取り、むね、手羽元、手羽、ササミに分ける
⑫真ん中の尖った軟骨を切り取る
⑬残りは鶏ガラ

まずは羽をむしる作業。お湯に浸さずにむしろうとしたら凄く抜けにくく、肉ごと千切れるのでやはりお湯に浸した方が良い

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捌くのに夢中過ぎて写真撮れませんでした

1羽目を必死に捌いて、2羽目は少し余裕が出てきたけど、それが色々考える時間を与えてしまって非常に感傷的な気分になった

涙が出そうになった、出なかったけど、悔しさが強かったなー

茹でたときは鶏ガラ臭がして、自分の中でスイッチが入った

「これは食べ物だ、感謝して精一杯美味しく頂こう」

中国では野生の烏骨鶏を霊鳥として扱い、肉はもちろん羽から血に至るまでレシピがあるらしい、流石だ

可食部位の紹介、ハツ(心臓)

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レバー(肝臓)

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砂肝(筋胃)

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モモ肉

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むね肉

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軟骨

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ガラ

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もみじ(足)

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これを全部鍋に入れてスープにします

突然ですが私はユーチューバーのカメ五郎さんが好きで、とても影響を受けています

ピヨ子とヤヤを全部頂くには汁が良いと判断しました

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塩も入れずただただ煮込みました

辺りには鶏ガラスープの香りが漂いますが、私の食欲は氷点下を下回り、たまに来る吐き気を抑える始末

時刻は深夜

その日はどうも食べる気になれず、火を止めて就寝しました

翌日、普通に出勤して、仕事を終えて帰ってきて、夕飯で頂きました

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味が薄くて塩を入れるか悩みましたが、結局最後まで塩を入れずに食べて飲み干しました

味がスープに移ったのか、肉や内蔵の味は薄かったです

全体的にぼんやりとした味で、中途半端な自分を表した味に思えました

御馳走様でした!

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