東京藝術大学の細密画の人
この記事の続きです→【CF支援】鉛筆、木炭、細密画
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2019年の8月に支援した東京藝術大学の人が卒展をすると聞いて行ってきた
何百時間ってかけて1枚の細密画を描く人で、その絵を飾る「特注サイズの額縁」を買う為にクラウドファンディングで資金調達をしてました
色んなもんを削って描き続けてるんだから、時給いくらのバイトしてないで寝てくれ!って気持ちで支援したのを覚えてる
本来は翌年の2020年9月に展示会をする予定だったんだけどコロナの影響で中止になって、2021年1月末からの卒展で展示する事になりました
特注サイズは真ん中のやつですね
黒が多いのは鉛筆画だから
左の小さな花のピンぼけはカメラのピンぼけじゃなくてそう描かれてるんです
黒はほんっとに真っ黒!
くろー!ってくらい黒い
しかし近づいても見事なまでにわけがわからない
鉛筆の気配がない、線が無い、筆跡が無い
よく見てもわけがわからない
10年以上、モノ作りの会社に勤めて「見れば」材料は何でこんなふうに作られているってのが分かるようになった、制作風景を思い浮かべられるようになった
けどこれは分からなかったな〜
紙と鉛筆(木炭とかも使ってるらしい)をどうすればこうなるのか分からなかった
「単純な材料でも人の理解を超えたものが作れる」
「俺の理解を超えたものに出会えた」
とても良い収穫でした
【森實 隆】Ryu Morizane
東京藝術大学デザイン科を卒業したらフリーランスになるそうです!
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今後も成長していくと言っていた
楽しみが増えた!
あとは卒展の事を書いていきます
正直、めっちゃ面白かった!
コロナの影響で事前予約制で、大学構内の方はすぐに売り切れちゃって見れなかった
でもそれはそれで良かった、1日に2箇所とか見れなかった
都美術館だけで8時間くらい夢中で見続けた
これは画像の縦横比を変化させて画像検索した時、何と認識されるかを調べて形にしたもの
栗を横に広げたら傘と認識された
鉄アレイを縦に伸ばしたらサングラスと認識されたりなど、普通に考えたら思いつかない連想が面白かった
↓本家がユーチューブにアップしてた
これは広げて読み聞かせる絵本
3Dプリンターで作った、ただのフィギュアにあらず
作者の人生の出来事をフィギュアに落とし込んだ作品です
日記的な?
しかしこのまま商品化できそうなデザインです
↓よその人のだけど見やすい写真
他にも色々
絵画の人たちは自画像を描いてる
大抵の人は人を描いてた
これは何でしょう?カニの動いた跡でした!
あれ、これは紙だっけ?ビニールに描いた作品もあったな
青が綺麗
これ面白い
心に響く
「人間から離れたい」
義手にしても人の形に近付けているが、その流れに逆らったらどんなふうになるのか
感情をぬいぐるみにする
左奥の台はスイッチで下から青く照らす機構になっている
それを見た子供が「なんで明かりがつくんだろうね!」と母親にハキハキと伝えていた
疑問を持つ力と、それを言語化する力、それらを引き出した教育
藝大の卒展に子供を連れてくる家庭は、やはりそれなりの何かを持っているのだなあと感じた
絵が描けると「説得力がある」って表現の意味を少し理解できた気がする
絵が描けるというのは単純な上手さ(バランス)だけでなく、伝えたい事を絵で伝える技術も含まれるのだと
絵が描けるっていいなあと、しみじみ思った
これも好き
黒っていいよね
3Dプリンターフィギュアの人と話をした
3Dプリンターは藝大にあるやつ(何十万の性能高いやつ)を使ったけど、3DCADもプリンターも独学で学んだらしい
学校の課題はフワッとしたもので、その課題に自分の好きな事で取り組んでいくスタイル
好きな事じゃなきゃ作り続けられない
油画で入って製品を作る人、デザインで入ってひたすら絵を描き続ける人、色々いるのは
自分で選んだ好きな事を独学で学ぶから
一般的な学生は学校で教わった技術を自分のやりたい事に活かす
藝大生は自分のやりたい事の為に必要な技術を独学で習得する
また別の藝大生さんは「音楽が近い事が藝大の魅力」だと話していた
藝大祭では音楽科と美術科が一緒に活動する
そこで普段とは違った触れ合いがあるのが良いらしい
いつか藝大祭も観に行きたい
以上です!
最後まで読んでくださりありがとうございました!