福祉養鶏
最近初めて聞いた単語「福祉養鶏」について情報収集し考察していく
①福祉養鶏とは動物福祉を取り入れた養鶏
そもそも福祉養鶏とはなにか
どうやら動物福祉の思想を取り入れた養鶏の事を指すらしい
動物福祉(どうぶつふくし、英語:Animal welfare)とは、一般的に人間が動物に対して与える痛みやストレスといった苦痛を最小限に抑えるなどの活動により動物の心理学的幸福を実現する考えのことをいう。
動物福祉 Wikipedia
知り合いの養鶏農家さん曰く「福祉養鶏とは鶏の意思を尊重する養鶏」
動物の心理学的幸福を実現…
鶏の幸福って何?
②世界の普及具合
そもそも「動物福祉」の定義が曖昧で、定義の受け取り方や現場を見る人によって主張が異なるので普及具合はよく分からない
しかし家畜の工業化により大量生産が可能になって食糧難から脱した今、家畜のあり方を根底から見直そうという動きがある
ヨーロッパでは2007年に食肉生産目的で飼育される鶏を保護するための最小限のルールの提示がされた(EUディレクティブ)
欧州連合における指令とは、加盟国に対してある目的を達成することを求めるものの、その方法までは定めていないような法の形態。
EUディレクティブ
ブロイラー規制の詳しくはコチラ
EUではバタリーケージを禁止
日本の養鶏場の92%がバタリーケージなので禁止されると大変
このEUディレクティブはルールとして未熟な部分はありますが、現場からのフィードバックを受けて少しずつ改良が行われている
③効果
効果は不明
バタリーケージと比べたら良いので相対的には効果あり
鶏が幸福かどうかを科学的に立証できていないので効果は不明
しかし鶏の都合を考えない、身動きが取れない狭さで陽も当たらないバタリーケージより健全な空間で育つので肉質や卵質に変化が起きるらしい
とはいえ飼育環境以上に餌が大事なのでなんとも言えない、食べるからにはいくら平飼いでのびのび育てても餌が添加物タップリではプラマイゼロ
てかバタリーケージの環境が劣悪すぎる
④まとめ
養鶏は次の段階に進もうとしている
こういう流れの時は独自性を持った養鶏農家さんが人気になり、その中で1番儲かる養鶏法が次の流行となるだろう
海外の養鶏法がベストとは思わない
気候も人の性格も国柄も歴史も法律も客層も違うよそのルールが100%当てはまるなんて有り得ない
良い所は盗み、改良して世界一を取る
それが日本だ
より美味しく安全な鶏の味が日本中に広がって欲しい